中3に国語を何故か教えているのだけど,国語って難しい.というか,文系の方をお願いしますと先方は言ってるのに僕が派遣されてる時点で何かが変.まあ,中学のとき国語は5しか取ったことないからなんとかなるやろ,と思ったけど甘いね.もう錆付きまくり.あれはきっと10段階評価の5だったんだ,そうに違いない.
読解は8割はまだ解けるけど(あとの2割は勘なので教えようがない…),文法とか高専じゃやってないしもう完全に忘れとる.だめだ.
ちなみにその子は数理は恐ろしくできて佐鳴の模試で90点台後半をほぼ安定して取る実力を持っている(偏差値70前後).
社会の問題なんかも詰め込まれた知識をベースに非常にロジカルに解く.
けど国語はダメなのだ.偏差値が40を切る.
ということで,なぜ読解力に差が生まれるのだろう?と最近考える.
多分,人間ってのは無意識下に推論エンジンを持っていて,それが文字列という乏しい情報から趣旨や世界観,感情を勝手に補完してるんだろう.
それが貧弱だといくら受験テクニックでロジカルに解こうとしても無理なものは無理.
自分が持ってるエンジンを鍛える(学習させる)しか本質的な解決への道はない.
だから本読みまくるか,ひたすら長文読解の問題集やってろっつーか!
俺が説明して理解してくれても次の長文を同様に理解できるかは全く別問題.
数学みたいに国語は単純じゃない.
とか言うと僕の存在価値なくなってクビになるよなあ…それでも夏期講習はもうすぐ終わるんで別に良いか(失言).
参考:
くろねこ@国語塾