Math and Physics Appletsが最高.
だから、防音壁を設置しても、低いゴーという音はあまり低減されず、低音域の音に対しては、効果が少ないんだよ。ただ、自動車から発生する騒音は、普通、人間の耳の感度が一番いい 2kHz に山があるような周波数特性をしているんだよ。
あの壁にはそんな深い意味があったのか!
反射や回折で電波がどう進むか,って話.
CanonのEFレンズのページは良くできている.
特に用語解説は読むだけで,カメラの光学系に強くなったかと錯覚するほど良くできている.
こういうのをネットで公開してくれるのは本当に助かります.
雑
最近光学系が面白いな,と少し思っております.
レイトレースやグローバルイルミネーション的なアプローチでは,屈折によるレンズの集光程度なら表現できますが,回折格子等は表現できません.なぜなら回折格子は光が波である事とそれによる回折が原因だから,光を線として考える方法ではどうにもならないのです.さらに,屈折率等が波長に依存するという仕組みも,回折格子やプリズムによる分光やレンズの色収差等をシミュレートするためには必要です.これらも,古典的なレイを飛ばすという幾何光学的感覚では,まともに実装できないはずです(といっても結局飛ばすしかないのでフォトンマップ的アプローチにならざるを得ない?).
さらには光はベクトル波なため,
偏光という現象が起きます.携帯の覗き見防止シールなんかに使われているアレです.LCDにも使われているアレです.これもシミュレートするのは大変です.
複屈折なんかを真面目にやるとさらに大変です.しかも大変な割にはCG的には使い道がありません.
てな感じで,リアリティを追求するにはどんなレンダリングシステムが要るかなあ,どんな最適化が必要なのかなあ,といった会社の仕事とは全く関係ない事を考えないと,このwebのネタにならないんで困ります.社会人はやだなあ.
って,もう世の中には普通に大体の光学系をシミュレートするソフトもあるのかもね(ちゃんと調べよう).というか仕事しろや,自分.
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