Interface 10月号の特集「詳説マイクロプロセッサ―― パイプラインとスーパースカラ」は中森章さんが書いてます.Interfaceはたまにその筋の人が記事を書くのでなかなか楽しい.
1月号はアレだったし.
あんま関係ないけど今更ながら
SHはやっぱ偉大だなあ,って思う.国産マイコン市場で一人勝ちしてるのも当然のような気がする.何が凄いかって超単純なところ.16bit固定長で命令もいたってシンプル.予備知識0からでもすぐ組めるようになる.ARMの32bit命令なんか変態そのものだし(16bit版はよく知らんけど).けど世の中変態ばっかりだから問題ないのかな.あと,マニュアルが親切ってのも大きい(若干丁寧すぎる感もあるけどそれくらいで丁度いい気がする).で,最近目をつけている
M32Rは16/32bit命令混在で方向性は面白いのだけれど,結局SHと被っててわざわざ使う理由が見当たらないよーな.とかいったら殺されそう.
ああ,けどM32Rには凄い必殺技があるのです.なぜかMMUがフルアソシアティブ動作なのです(命令,データ各16エントリだけど).うーん,フルでもTLBはケチるけどヒット率は落とし無くないという場合には有効な手段になるって事なのかなあ.けど32bitCPUなんだし,そこまでケチるのもどうかという気がするし.あほなのでようわかりません.そういえばヘネパタのMMU周りはあまり真面目に読んでなかった気がする.これが基礎学力低下って奴か...
ITRONお膝元の研究室にいる影響で最近
IIMPなるITRONにメモリ保護機能を付加した実装をいじることになった.とりあえずi386用のサンプルをmakeしてみるかあ,っていきなりエラー.むがー.人間諦めが肝心だな...
しかしマニュアルが沢山あるなあ.しかも微妙に冗長.IPAが投資(?)した額に見合うだけの提出書類の厚さを求めるためこうなるとか,ならないとか.