遂にCellのアーキテクチャ(略してCBEAらしぃ)が公開されました.
これと根性と男気さえあればなんでも書けます.やったー!
で,幾つかpdfが公開されてますが,一番読むべきなのは最初の
cell.scei.co.jp/pdf/CBE_Architecture_v10.pdf でしょう.
細かい言語仕様書とかはリファレンス的に引けば良いですが,全体のアーキテクチャだけは最初に確実に理解しておかなければなりません.なんせ変態アーキですから使いこなすには,アルゴリズムやデータ構造をよく吟味しておかねばなりません.ただそれをうまくやれば,今まででは億単位のコストと膨大な時間を費やしてASICを設計しなければ実現できなかった演算性能とI/O性能がたったのXXXX円で手に入るのです(いや,もっと高いかも).
SPUもそこまで変なアーキじゃないし(少なくともARMよりは素直じゃない?),コンパイラも一応あるし.ただ,やっぱりstorage関連がやばいですね.多分今までボードを叩いたことある人でも,今回のメモリアーキテクチャはかなりわかりづらいと思う.というか僕もよくわからん.MFC(Memory Flow Controller)が肝みたいですが,一度よく読んでみないと分からん.DMAの凄い奴程度の認識でいいのかね.ただ,そこさえ抑えればあとは既存の観念でなんとかなりそう.