史上最強科学のムダ知識が何故かうちのトイレに置いてあったので,読んでみた.
hirax.netの焼き直しで知ってる内容とはいえ,なかなか楽しめました.しかしなぜ親父はこの本を図書館から借りてきたのか.
最近木曜にバイトが入っていて,家に帰る時間が9時過ぎくらいと安定してる.てことで,エースを狙え→白い巨塔ってテレビを見てるんだけど,白い巨塔が面白すぎる.で,ネットで他人の感想が気になって検索かけてたら,原作小説の粗筋(ネタバレ)をうっかり踏んでしまいました.最悪.しかし救われない内容だよなあ.
いまさらながらラストサムライ観たけど,なかなかの傑作じゃないすか.話が史実じゃないのが細部のツッコミの付け入る隙をなくしてるし(あくまでそこにあるのは仮想ジャパン),演出も適度に過剰で良かった.粗筋は維新によって既得権益がなくなった不平武士の反乱を,その武士の視点から人間模様を絡めつつ描いたって感じですか(ひでえ見方).騎士道とか武士道というものは封建制度には必要なものだったけど,資本主義には全く不要なもの.システムがパラダイムシフトを起こすとき,必ず抵抗が起きる.けど,それは淘汰されなくてはならない,そのシステムが生き残るためにね(それができなかった日本以外のアジア諸国は列強の食い物になり,それを今でも引きずっている).だから,将来の日本のために旧い考え方の勝本たちは死ななければならなかった.時代に順応できない(orしたくない)人間の,己の美学に殉じた,報われない,どうしようもない悲しさが堪能できます.ってちょっと飛躍しすぎやな.
しかし新撰組といい,パラダイムシフトに抵抗する話の方が最近は受ける?
ちなみに,ネットの感想を見ると,武士たちをインディアンに重ねて見るのが正解っぽい.