とつげき東北氏の本を先日買った.
僕みたいに麻雀を数理的に扱うことに興味のある人間には最高に面白い本です.
数理的に扱うというか,膨大な対局データ(約6万局)に基づいて様々な状況に対する最適と思われる手を紹介していくという感じです.麻雀の本はほとんど読んだことが無いので批評するのもなんですが,東大式麻雀とかに比べても論じる根拠が明確なので圧倒的に受け付けやすいでしょう,少なくとも理系の人間には.
ただ,麻雀というのは凄く複雑なので6万局のデータ(しかも東風荘.第1だとしたら喰いタンがないのでちょっと現実離れした設定である)とそんな大まかな状況分析で問題はないのか?という根元的な問いには答えていない.といっても強い奴は第一東風でもフリーでも強いわけだし,そんな細かい事は関係ないかも.
いずれにせよ,ここまで真面目に麻雀を論じた本はなかったわけで,買いであることは間違いないと思います.
しかし13789m34588p345sで手変わりを待たずに即リーってのは僕としては凄く違和感を感じてしまう.平和か三色付けるかツモのみかノーテン罰符狙いだよなあ,普通の感覚なら.結局,棒聴即リーorベタ降りに近いところに最適戦略は存在するのだろうか?