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- PS2 Linux Developer[tips:x2s] -
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[x2s][起動方法][batファイル][コンパイル]
■x2s
ここではx2sの機能,使い方を説明します.
x2sはPS2 Linuxについてきているサンプルの3Dオブジェクトファイルをコンバートして出力します.
ただし,動作環境はwindows9x/2000+DirectX7以上です.
主な機能としては以下の能力をもちます.
「.X」ファイルはDirectXで用いられている3Dオブジェクトファイル形式です.この形式はオブジェクトの形状定義と,アニメーションを定義することが出来ます.ただし,今回はアニメーションはすることは出来ず形状のみ取り出します.内部ではXファイルを表示できるよう出に変換していますが,なぜだかDirectX7以上が必要となります.なお,3Dオブジェクトはスプリットとして吐き出します.なお,PS2のDMA転送量の限界のため百数十ポリゴンごとに分割されたオブジェクトしか使えません.これ以上を同時に使おうとする場合,「.s」ファイルの形式を変更して,頂点トランスフォームとかを変更する必要があります(未確認).
表示時にはキーボードで視点移動できます.テンキー+カーソル+[qweasd]でいろいろ動きます.
■x2s の起動方法
起動にはコマンドプロンプトから引数を入力して起動します.バッチファイルを作っておくと便利です.
以下に起動例を示します.(場合によってはドラッグアンドドロップで起動できるかもしれません.)
>x2s test.x
test.x を test.s に変換
■x2s のbatファイルの利用
ここではSCEIのサンプル basic3d の core を使ったオブジェクトの表示テストを行います.また変更するオブジェクトは「cube.s」です.
まず適当な「.x」ファイルを用意します.このXファイルはテクスチャなしとしておきます.ここでは test.x とします(ただしファイル名はアルファベットと[_]から始まる名前にしてください.変数名との兼ね合いです.).
次にそのファイルを x2s.exe と同じディレクトリに置き(おかなくてもいいです),dosプロンプトから次のようなコマンドを入力します.
>x2s test.x
これで x2s が起動し,ファイルを読み込み「test.s」ファイルが出来ます.同時にオブジェクトの形状を表示します.
さてここでbasic3d coreを用るために,変数名の変更が必要となります.そこで「test.s」ファイルを開き変数名を変更します.ファイルの6行目付近を内を見ると以下のようにかかれています.
6|.global testDataHead
7|.global testDataBlock0
8|.global testDataBlock1
ここに書いてある global 以下の文字が変数名となっています.この変数名をもともと使っていた「cube.s」ファイルの変数名と同じにしなくてはなりません.そこで「cube.s」を開きます,「cube.s」には以下のようにかかれています.
8|.global SampleCubeDataHead
9|.global SampleCubeDataBlock0
10|
ここに変数名がかかれています.つまり「testDataBlock0」を「SampleCubeDataHead」に,「testDataBlock0」を「SampleCubeDataBlock0」に書き換えます.以下複数のオブジェクトがある場合は「testDataBlock1」と言う変数名がかかれているはずですが,ほったらかしにしておいて構いません.
ただし,ここで注意が必要です始めに出てきた「testDataBlock0」は言わば宣言だけの部分です.実体は更に下に「testDataBlock0」がまたかかれています.これも名前変更します.もうひとつも同様です.
(注意:バージョンによっては2回目に出てくる文字の最後にコロン「:」が抜けている場合があります.その場合は手動で置換してください.)
これでやった「test.s」ファイルが出来ました.
準備は整ったので,「cube.s」をファイル名変更しておき「test.s」を「cube.s」に変更します.
あとは make するだけです.そして実行です.以上のことで出来た実行画面を図1に示します.
図1.モデル表示画像(実行画面PS2)
(※注:アスペクト比変換など加工しています)
応用としてテクスチャありのオブジェクトとtextureConvとの組み合わせで,任意のオブジェクト+テクスチャを作れます(未確認).
■x2s のコンパイル
コンパイルにはVisual C++が必要となります.またDirectX7 SDKも必要となりますのでダウンロードして,ライブラリを準備してください.
x2s.dsp を開きビルドします.
過去の話題:
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